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「ラジオで防災」
「読むラジオ」第4話
みなさま こんにちは! 岐阜新聞社の神保絵利子です。
今回は「週刊ラジオ 聴く新聞」で毎月第2日曜日にお届けしている「ラジオで防災」を紹介します。
毎月、清流の国ぎふ女性防災士会会長、清流の国ぎふ防災・減災センターコーディネーター伊藤三枝子さんに「暮らしの中に防災を!」をテーマにお話いただいています。
2月12日の放送では、「お風呂でできる防災」について考えました。
伊藤さん:入浴中に揺れを感じたら、まずドアを開けたいのですが、身の安全を優先してください。お風呂は水やせっけんの泡など滑りやすいものがいっぱいです。急がないと! と焦って、転んで、けがをしてしまう恐れがあります。お風呂場は滑りやすいだけでなく、鏡やガラスの破損でけがをしてしまうことも考えられます。安全な行動を意識しましょう。風呂場のドアを開けて逃げ道を確保していただきたいのですが、慌てて転ばないように、気をつけてください。
神保:地震が発生したら、「まずは落ち着いて!」と自分に言い聞かせたいです。
伊藤さん:そうですね。慌てて、すべきことから遠い行動にならないように、まずは落ち着きましょう。転ばないように避難路を確保し、揺れが収まるのを待ってください。
身の安全確保の方法ですが、洗面器で頭を守るなどがあります。浴槽の中では、風呂のふたなどをかぶり、頭部を守りましょう。どこにいても、頭、首を守ることが大切です。いつ、どこで、地震が発生するかわかりません。非常時は日常の延長線上です。暮らしの中で備える意識も、日常にしておきたいですね。
神保:入浴中は何も身に着けていません(^^ゞ
伊藤さん:避難するには何か身に着けたいですね。みなさんは着替えの置き場所をどこにしていますか? まず、着替えは一つにまとめ、お風呂場のドアを開けて衣類を手に取れるところに置きたいです。離れたところだとそこまで素足での移動になります。とても危険です。スリッパなどを脱衣所に置いておきたいですね。地震発生時の後の行動でけがをしないようにしてください。
お風呂の中の点検もしておきましょう。シャンプーやリンス、オイルやアロマキャンドルなどの容器はどんな素材ですか? 落ちても割れない素材を選んでおきたいです。鏡が落下して割れることも考えられますので、飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。脱衣所、洗面所に化粧品の瓶や、ドライヤーなどを出しっぱなしにしていませんか? 割れたときの破片だけでなく、落下して頭に当たるなどもけがの原因になります。できるだけ引き出しや収納扉にしまう習慣をつけてくださいね。
被災後、お風呂に入れないことなども想定し備えましょう。水の要らないシャンプーやクレンジングシートなどがあると便利ですし、今はシャンプー付き手袋というものもあります。衛生のために便利グッズを備えておきたいですね。皮膚にトラブルなどのある方はタオルと水、塗り薬など自分に適したものを準備しておきましょう。備えは日常生活と並行してできることも多いです。防災への意識を日常化させることも大切だと思います。今日できる備えは明日に延ばさない。みなさん、まずは今日、お風呂場の確認をしてくださいね。
備えていたこと、身に付けた知識が いざというときの力になりますように☆彡
わたくし神保も防災士です(^_^) そういえば、放送でもお伝えしてなかったですね^_^;
資格の有無にかかわらず、「誰もが〝我が家の防災士〟になれたら」と思い、「ラジオで防災」を続けています。伊藤三枝子さんにはずっとお世話になっています。伊藤さん、ありがとうございます。リスナー、読者の皆さんと一緒に、暮らしの中でできる備えを一つ一つ増やしていきたいです。
「週刊ラジオ 聴く新聞」2月の放送振り返りは、第5話でも続けます。
第4話だけには収まりませんでした<(_ _)> もうちょぼっと待っとってください!