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「戦争と文化財」テーマに語り合う 岐阜県瑞浪市で美濃源氏フォーラム講演会

歴史研究団体「美濃源氏フォーラム」30周年を記念した講演会が瑞浪市で開かれました...
戦争と文化財保護について考えた講演会。元九州国立博物館長三輪嘉六さん(奥右)と映画監督金高謙二さん(同左)=8日、瑞浪市土岐町の市総合文化センター

 歴史研究団体「美濃源氏フォーラム」30周年を記念した講演会が瑞浪市で開かれました。

 美濃源氏フォーラムは「戦争と文化財」をテーマに講演会を開き、瑞浪市内に住む元九州国立博物館長 三輪嘉六さんと映画監督 金高謙二さんの2人が話しました。

 三輪さんは近現代の歴史に触れながら、過去の戦乱の中で文化財保護がどのように行われてきたかを紹介しました。

 また金高さんは、第2次世界大戦の最中に日本の文化財を救おうとした外国人に焦点を当てた「ウォーナーの謎のリスト」と、日比谷図書館の蔵書疎開を追った「疎開した40万冊の図書」などのドキュメンタリー作品を制作した思いを語りました。

 また、対談もあり、三輪さんは、ロシアのウクライナ侵攻で破壊された文化財があることについて「国際ルールを守るべきだ」と力説したうえで、保護すべき建物が(攻撃を差し控えるべき文化財であることを示す)『ブルーシールド』の標章を掲げる制度もある」と紹介しました。

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