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大垣市の強盗傷害事件 強盗ほう助の男に懲役2年2カ月の判決

去年5月、大垣市内の住宅で現金約2200万円などが奪われた強盗傷害事件で、実行犯...
送検されるキムラ被告=2023年8月19日、大垣警察署 

 去年5月、大垣市内の住宅で現金約2200万円などが奪われた強盗傷害事件で、実行犯の少年を犯行に誘ったなどとして強盗ほう助の罪に問われている男に岐阜地裁は11日、懲役2年2カ月の判決を言い渡しました。

 判決を受けたのはフィリピン国籍で浜松市のキムラ・マイケル・ジャン・ハヤハイ被告(23)です。

 この事件は、去年5月、大垣市の会社役員宅に複数の男が押し入り、会社役員の男性に暴行を加え、現金約2200万円が入った金庫などを奪って逃げたもので、キムラ被告はこの事件に関わった少年を犯行に誘い入れたなどとして、強盗ほう助の罪に問われていました。

 11日の判決で、裁判官は「被告人は強盗を含む犯罪であると認識していたと認められる。犯行の一端を担ったことは強い非難に値する」などと述べ、懲役2年2カ月の判決を言い渡しました。

 初公判で被告は「当初は内容が強盗だと知らなかった。犯行前日に強盗だと知った」と供述し、起訴内容を一部否認していましたが、判決では被告の供述を否定しました。

 検察側は実行犯の調達に関与した悪質さや犯行態様の悪質さを考慮し、懲役3年を求刑していました。

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