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北アルプスの岐阜県側山開き 「播隆祭」登山者の安全願う 岐阜県高山市

北アルプスに春の訪れと本格的な登山シーズンの到来を告げる、北アルプス飛騨側開山祭...
北アルプスの登山者の安全を願う神事=10日、高山市奥飛騨温泉郷、村上神社

 北アルプスに春の訪れと本格的な登山シーズンの到来を告げる、北アルプス飛騨側開山祭「播隆祭(ばんりゅうさい)」が10日、高山市で開かれ、関係者らが登山の安全などを祈願しました。

 播隆祭は、槍ヶ岳や笠ヶ岳の登山道を開いたとされる江戸時代の僧侶 播隆上人の偉業をたたえ、北アルプスに登る人の安全を祈る山開き行事です。

 高山市奥飛騨温泉郷の村上神社で行われた神事には、関係者約100人が参列し、今季の無事などを祈願しました。

 続いて、鐘を打ち鳴らしながら勇壮に舞う鶏芸や、獅子がヘビを捕まえるしぐさを演じる「へんべとり」が披露され、訪れた人からは拍手が送られました。

 奥飛騨温泉郷観光協会の沖本啓介理事長は「世界中から登山にお越しいただけるよう、環境保護と地域活性化に力を注いでいきたい」と話していました。

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