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D1GP日比野(シバタ)(第2戦)総合優勝11年ぶり4回目

国内最高峰のドリフト競技「D1グランプリ」の第2戦が12日、滋賀県の奥伊吹モータ...
日比野選手の優勝を喜ぶシバタレーシングチーム=12日、奥伊吹モーターパーク

 国内最高峰のドリフト競技「D1グランプリ」の第2戦が12日、滋賀県の奥伊吹モーターパークで行われ、加茂郡坂祝町のシバタレーシングチームに所属する日比野哲也選手が総合優勝しました。

 2000年からスタートしたD1グランプリは、今年からJAF(一般社団法人日本自動車連盟)から日本選手権に認定されたドリフト競技で、11日に開幕し11月までに10戦が行われ、シリーズチャンピオンが決まります。

 第2戦には、34台が出場。通常全出場台数のポイントで競う「単走」も、雨の中の開催となり路面コンディションが短時間で変わってくることから、4組に分かれて各組のポイント上位4台が、2台ずつ走行する「追走トーナメント」に進出し、覇を競いました。

 加茂郡坂祝町のシバタレーシングチームからは、蕎麦切広大選手と日比野哲也選手がともに今季新車両のGR86に、自社で最新のシバタイヤ200Dを装着し出場しました。去年、「単走」シリーズランキング2位の蕎麦切選手は、「追走」の準々決勝敗退。日比野選手は悪天候の中、巧みなドライビングテクニックを駆使して決勝進出を決めました。

 決勝では相手のマシントラブルのため、対戦することなく優勝が決定。

 11年ぶり4回目の優勝に、柴田達寛オーナー、車両のメンテナンススタッフなどチーム皆で喜びを分かち合いました。

※日比野哲也選手(シバタレーシングチーム)

 「D1グランプリも20年近く出場していて11年ぶりということで、懐かしい優勝でとても嬉しい。今年(チームとして)GR86の2台体制ということで、現地のセットアップや走らせ方など共有できるところが増えたので、自分と広大選手のコミュニケーションが強くなった要因。ドライ(晴れの路面)は常にテストできるが、ウエット(雨の路面)はなかなかテストできないので、今回はシバタイヤが雨に強かったと感じる。チームのエース蕎麦切(広大)選手と2台でどちらか上に行けばチームのポイントが稼げる。今年はチームとしてのシリーズチャンピオンを狙いたい」

※柴田達寛オーナー(シバタレーシングチーム)
 「チーム戦なので、エースの広大が負けても、日比野の優勝は選手層が厚さを見せられたと思う。ドライバーの腕やメカニックなどチーム力はもちろんだが、今年入ってから新車両を作ったスタッフなど全員で勝ち取った優勝。雨の中で強いタイヤはドライでも強いので、それが証明できてよかった」

 D1グランプリ第3戦は6月29日、茨城県の筑波サーキットで行われます。

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