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井戸や池の水位低下 リニア中央新幹線トンネル掘削工事の影響か 岐阜県瑞浪市
JR東海は14日、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている瑞浪市の井戸など14カ所で、水位の低下を確認したと明らかにしました。
JR東海によりますと、2023年12月と2024年2月中旬、瑞浪市大湫町で進む日吉トンネルの掘削工事現場で湧き水が発生しました。
2月下旬に、JR東海が設置する観測用井戸で低下を確認したことを受け、町内32カ所の水源やため池などを調査。このうち14カ所で水位が低下し、一部は使用できない状況であることが確認されたということです。
水位の低下は、トンネル掘削工事が影響しているとみられます。
JR東海は5月13日に住民向けの説明会を開き、応急処置として、井戸水が減った家庭に対しては上水道を使用するための工事をJR東海の負担で進めるなどして対応にあたっています。
この問題に関し、瑞浪市の水野光二市長は15日、「JR東海には、住民の生活の保障を最優先に恒久的対策を考えてほしい」とのコメントを発表しました。
また、県の古田肇知事は「地下水位の低下は住民生活に直結する問題。JR東海には、原因を究明し、必要な対策を早急に進めていただきたい」とコメントしました。