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新しい議長に黒田育宏氏を選出 岐阜市議会

岐阜市議会は23日、臨時会を開き、議長に自民岐阜の黒田育宏氏(71)、副議長に岐...
議長に選ばれた自民岐阜の黒田氏=23日午前10時過ぎ、岐阜市議会議場

 岐阜市議会は23日、臨時会を開き、議長に自民岐阜の黒田育宏氏(71)、副議長に岐阜市議会公明党の小堀将大氏(52)をそれぞれ選びました。

 臨時会では、石井浩二議長の辞職が認められたあと、後任を選ぶ選挙が行われました。

 この結果、市議会最大会派の自民岐阜に所属する黒田育宏氏が、議員38人のうち、32人から票を得て新しい議長に選ばれました。

 黒田議長は「南海トラフ地震や岐阜髙島屋撤退などの課題がある中、市民生活に身近な市議会に期待される役割は重要」と就任のあいさつをしました。

 また、江崎洋子副議長の辞職も認められ、後任の副議長には岐阜市議会公明党の小堀将大氏が選ばれました。

 就任後に開かれた会見で、黒田議長と小堀副議長はそれぞれ抱負を述べました。

※岐阜市議会 黒田育宏議長
 「今年7月に髙島屋が撤退する。それが岐阜市の大きな課題になっていくだろうということです。そして一方で、これを行政がいま新しい組織を作って、そこの中で髙島屋後の問題として取り組んでいることは市長がいま進めておられる。この問題について、まだ議会で議論が進んでいないということですので、髙島屋も含めた中心市街地の活性化について、議会でも議論が深まるような場づくりを進めていきたい」

※岐阜市議会 小堀将大副議長
 「高齢者であったりとか、障がい者の方であったりとか、いわゆる弱者と言われる方のご相談もたくさんいただいております。そこでいろんな課題が見えてまいりますので、そういったところもしっかりと進めていく。市民の方の声を、たとえ小さな声であってもしっかりと市政に反映できるような議会を目指していきたい」

 黒田議長は2014年に初当選して当選4回。これまで、建設委員長や文教委員長などを歴任しました。

 小堀副議長は2011年に初当選して当選4回。これまで、文教委員長や経済環境委員長などを務めました。

 岐阜市議会の定例会は、6月7日に開会する予定です。

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