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一部の学校で生成AIを試験導入 「学び」と「働き方改革」推進 岐阜市
岐阜市は24日、学校の教育現場で生成AIを導入できるか検証を進めるため、6月から市内の一部の学校で生成AIを活用した授業を試験的に始めると発表しました。
これは24日の定例会見で、岐阜市の柴橋正直市長が明らかにしたものです。
教育現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める岐阜市では、「子どもの学び」と「教職員の働き方改革」の場面で生成AIを試験的な導入を行います。
期間は来月から来年3月の今年度末まで、長良中学校の全校生徒と市内の教職員約80人を対象に実施するということです。
使用するのは、生成AIクラウドサービスの「スタディポケット」です。生徒自らが分からない問題を読み込み、質問を入力しながら生成AIが出したヒントをもとに解答を進めていくもので、答えを直接的に教えないことから、生徒の探求的な学びにつながることが期待されています。
また教職員向けには、生成AIの導入で業務の効率化を図り、生徒とより深く向き合う時間の確保につなげたいとしています。
※岐阜市 柴橋正直市長
「このデジタル技術を教育の現場に積極的に活用して、学びの充実や働き方改革などに資するこの教育DXを加速させていきたいと考えています」
生成AIは教育現場での活用が期待される一方、個人情報の流出といったリスクが懸念されますが、市では個人情報の管理など文部科学省が示すガイドラインに準拠しながら取り組むとしています。