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工女たちの苦難をしのび「野麦峠まつり」 旧街道を歩く 岐阜県高山市
高山市高根町と長野県松本市の境にある野麦峠のお助け小屋周辺で「野麦峠まつり」が行われ、糸引き工女らに扮した行列が、旧野麦街道を歩きました。
まつりは、明治から昭和初期にかけて寒さの厳しい冬の野麦峠を越えて、長野県の製糸工場へ出稼ぎに向かった飛騨地方の若い工女たちの足跡を伝えようと開催しているものです。
高根町の旧街道を歩く記念山行には、岐阜・長野の両県から約50人が参加。着物姿に草履を履いた工女たちと、彼女らを監督する検番などに扮した行列が、約1キロの新緑の古道を歩いて当時の苦労に思いをはせました。
また、まつりでは地元の野麦学舎保存会が復活させた高根地域に古くから伝わる「野麦イササ」が披露され、参加者も踊りの輪に入っていました。
※参加した小学生
「この道を長野県へ向かって冬に歩くのが大変だと思います。すごいと思いました」