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工場建設現場で地震を想定した防災訓練　岐阜県恵那市

　工場の建設現場で働く人が参加する地震を想定した防災訓練が２９日、恵那市で行われ、けが人の搬送や消防への連絡など一連の手順を確認しました。

　地震を想定した訓練は、岐阜市の建設業 内藤建設が現場作業員の防災意識を高めようと行ったものです。

　訓練は、分析機器を製造する千葉県のヘレウス・エレクトロナイトが恵那市の工業団地に建設中の工場で行われました。

　作業員たちは、担架を使ってけが人を安全な場所まで運んだり、外壁や足場の点検をしたりして、手順を確認していきました。

　また、工事の関係先に情報伝達を行ったほか、消火器を使った消火訓練も行い、万一に備えていました。

　このほか、工事現場特有のけがや熱中症予防の解説もあり、作業員たちは熱心に聞き入っていました。

　内藤建設でＢＣＰ対策チームのリーダーを務める長屋高広部長は「今後も訓練を続けていき、人命の安全確保と非常時の緊急体制の構築に努めていきたい」と話しました。

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