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チームスローガンは「超」 中部学院大学野球部 全日本選手権へ 間宮大貴監督 ラジオ出演(ぎふチャンラジオ・吉村功のスポーツオブドリーム 番組アシスタント:藤村恵理)
東海地区大学野球春季リーグ戦。岐阜県リーグ覇者の中部学院大学は5月25日、三重県代表の皇学館大学、静岡県代表の日大国際関係学部に連勝し、2年連続4回目の全日本選手権の切符をつかみました。
5月27日放送。ぎふチャンラジオ「吉村功のスポーツオブドリーム」に中部学院大学の間宮大貴監督が生出演し、これまでの戦いを振り返るとともに、全日本選手権へ向けて意気込みを語りました。
間宮監督は、岐阜県関市出身の35歳。2023年春に監督に就任。同年春、神宮全日本選手権で青山学院大に敗れましたが、ベスト8の快挙を成し遂げました。秋の明治神宮大会では日体大と対戦し敗れました。
吉村キャスター:「全日本選手権出場、おめでとうございます。去年の春はベスト8の快挙。更なる高みを目指している?」
間宮監督:「チームのスローガンが『超』。そこに向かって1戦1戦頑張りたいです」
吉村:「去年の全日本選手権では青山学院大に、明治神宮大会では日体大に敗れました。いずれも関東の大学に敗れています。これを超えないといけないね」
間宮監督:「優勝を目指すには、この壁を超えないといけないです」
吉村:「これまでの戦いを振り返ると、今年は特に厳しい戦いが続いています。春のリーグ戦、プレーオフ、東海大会と。楽な試合はないね」
間宮監督:「岐阜リーグのレベルは高いです。1戦1勝の気持ちで、今につながっています」
吉村:「チームの特徴として、タイブレークにすごく強いですね。その強さはどこからですか?」
間宮監督:「去年もタイブレークで負けたことがありません。その成功体験が自信を生み出していると思います。自分たちの土俵で野球ができれば、接戦で相手に流れをゆずることはありません。流れを引き寄せることができます」
吉村:「自分たちの土俵とはどういうことですか」
間宮監督:「相手のレベルに合わせて野球をすると、雑な野球になったりと、痛い目にあいます。油断しないという意味です」
吉村:「もうひとつのチームの特徴として、勝負の経験を積んでいる選手が集まっている。榎田玲也選手を初めて4番に据えたり、林孝介選手を起用したりと。今が一番強いチームじゃないかな?」
間宮監督:「榎田選手は、4年生でこれまでレギュラーで出ていませんでした。最後のシーズンにかける思いも強いですし、取り組みを見て、彼に任せてみようと思いました」
監督の日常生活での勝負へのこだわりについても聞きました。
藤村:「監督が試合前に必ずすることやげんを担いだりすることはありますか?」
間宮監督:「すごく気にしますし、さまざまなルーティーンがあります。試合前にはくつを磨く、球場まで向かう道のりも必ず同じです。勝っている時は同じように行動して運を引き寄せるようにします。他にもユニホームを着る順番だったり、服やジャージーなども同じように着たりと意識しています」
次にチームの特徴や監督として意識していることについて質問しました。
吉村:「春秋春と大学野球の全国大会へと。大監督に見えますが、雰囲気はどこか大学生のチームリーダー。仲間のトップを意識していますか?」
間宮監督:「意識はしていません。大学生なので主体性を大事にしていて、監督の色に染めるより、みんなで中部学院大を作っていくという気持ちです」
仲間のトップを連想させる間宮監督。話題は選手たちに「間宮さん」と呼ばれていることについて。
藤村:「今も『間宮さん』と選手たちに呼ばれているんですか?」
間宮監督:「今もそうです。入学してきた1年生は先輩のまねをして、間宮さんと呼びます。これからも続くと思います。役割は監督ですが、大学の先輩として、大好きな中部学院大を後輩たちがもっともっと強くしてくれたら嬉しいなと感じています」
吉村:「全日本選手権では、初戦、九州地区南部代表の東海大九州キャンパスと対戦します。対戦相手のことは知ってる?」
間宮監督:「あまり知らないですが、強いチームと想像します」
吉村:「東海大会では、相手チームの下調べはしましたか?」
間宮監督:「しました。岐阜リーグでは、毎週調べて対策を練ってやってきました」
藤村:「去年インタビューした際、対戦相手のことは下調べしないと言っていましたよね。方針が変わりましたか?」
間宮監督:「去年のチームカラーは、下調べをせず、先入観を持たずに試合に臨む方がよかったように感じます。相手チームのイメージをもって対戦した時に、イメージとのギャップがあると、それが悪い方向に働いてしまうこともありました」
吉村:「監督をしながら、自分の中で少しずつ指導法なども変えていっているんですね。そして、番組の中でも話しましたが、今回びっくりしたことがありました。東海大会最終週の試合 岐阜聖徳学園大との戦いだったと思います。スクイズ作戦を取り入れたことです。初めてのスクイズ?」
間宮監督:「はい。今年は打線が低調なので、どこかでスクイズする日が来るだろうと思っていました。私は臆病な方なのでスクイズはさせない方ですが、今年はバントを使うところは使って、1点でも取りにいこうと考えています」
吉村:「チームの状態を見て作戦を変更している。今年のチームカラーもしっかりと把握しているね」
最後に全日本選手権への意気込みを聞きました。
吉村:「ベスト8超え、関東の大学に勝つこと、神宮で勝つこと。高みを目指していて、目標はやはり優勝ですか?」
間宮監督:「人生の中で1回でも日本一になりたい。それは大学野球しかないと思っています。そこにいくためのことを積み重ねていきたいです」
はにかみながら答えた目標は「優勝」。
6月10日から行われる全日本選手権。中部学院大学は大会初日、九州地区南部代表の東海大九州キャンパスと対戦します。