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化学物質や刃物使ったテロ未然防止へ ショッピングモールで不審者対処訓練 岐阜県各務原市
各務原市の商業施設で5日、テロの未然防止に向けた不審者対処訓練が行われ、店舗の従業員が非常時の連携を確認しました。
訓練には商業施設の従業員や警備員、各務原警察署の署員など約40人が参加しました。
※薬局の従業員と不審者のやりとり
「塩酸がほしい。できるだけ多くの塩酸がほしいから、早く確認しろ」
ロールプレイング方式で行われた訓練は、不審者役の男が薬局で爆発物の原料となり得る化学物質を不自然に大量購入しようとする想定と、その後、施設内で刃物を持って暴れ出すという2つの想定で行われました。
従業員は警察官が到着するまでの間の来店者の安全確保や避難誘導、緊急時の連携体制を確認しました。
薬局やホームセンターなどで購入できる化学物質は11種類あるといわれ、警察は爆発物の原料にもなるため注意を促しています。
各務原警察署の大橋智警備課長は「テロ行為を未然に防ぐため、不審な行動をとる人がいれば、迅速に警備員や警察官に通報してください」と話しました。