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4輪多関節型機械スパイダー披露 林業の生産性向上や労災低減へ 最新の作業機械を見学
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林業の労働生産性の向上に向け、県立森林文化アカデミーは、林業関係者を対象にした最新の林業機械の見学会を恵那市内の山林で開きました。
披露されたのは、スイス・メンツィムック社製の4輪多関節型作業機械スパイダーM545Xで、県内では唯一、郡上市白鳥町の伐採業カタギリテックが所有しているものです。
4輪駆動のタイヤがついた4本の脚をそれぞれ独立して動かすことができるため、急傾斜地や河川など、これまでの重機では入ることができなかった場所での作業が可能となります。
恵那市内の山林で行われた見学会には、国や民間などから林業関係者約50人が参加しました。
機械には、急斜面でのさまざまな作業を想定してアタッチメントを付けることができます。今回の見学会では、伐採した木を寄せる作業を担えるグラップルを機械に取り付けて性能が披露され、関係者が熱心に見入っていました。
見学会を主催した県立森林文化アカデミー森林技術開発・支援センターの土屋幸弘さんは「危険できついイメージのある林業現場だがいろいろな機械が導入されている。こうした場を増やして次世代を担う方々へのPRにつなげたい」と話しました。