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海を渡った漆器を展示 岐阜市歴史博物館 7月15日まで

安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、国内で作られヨーロッパに渡った漆器をテーマ...
ポルトガル人が発注した洋櫃=23日午後、岐阜市大宮町、岐阜市歴史博物館

 安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、国内で作られヨーロッパに渡った漆器をテーマにした展示が、岐阜市歴史博物館で開かれています。

 この催しは、ヨーロッパに渡った漆器の収蔵品を一堂に展示して、魅力を知ってもらおうと、岐阜市が開きました。

 会場には、ポルトガルやオランダに渡った漆器18点のほか、当時の地図などが展示されています。

 このうち、キリストが描かれた聖龕は、1500年代の終わりにポルトガル宣教師が作らせたものです。

 また、ポルトガル人が発注した洋櫃は、チョウやウサギ、サルなどが描かれたきらびやかな仕上がりです。

 このほか、鎖国後にオランダ人が発注した洋櫃もあります。

 担当者は、「海を渡った漆器を見てもらい、当時の東西交流を感じてほしい」と話していました。

 この展示は、7月15日まで開かれています。

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