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高山市内で上昇率17.8% 東海4県トップ 岐阜県内の路線価公表
相続税などの算定基準となる土地の価格「路線価」が1日に公表され、観光需要が高まっている高山市内の路線価は去年と比べ17.8%の上昇率となりました。
ことしの県内の路線価は、約5000地点の平均でみると去年から0.2%下落しましたが、下げ幅は去年の0.5%から縮小しました。
また、県内7つの税務署ごとの最高路線価地点は、いずれも去年と同じでした。
このうち最も高かったのは、19年連続で岐阜市吉野町5丁目の「岐阜停車場線通り」で、1平方メートル当たりの価格は去年から4.1%上昇した51万円でした。
また、高山市上三之町の「上三之町下三之町線通り」は、1平方メートル当たり26万5000円で、上昇率は名古屋国税局管内の岐阜、愛知、三重、静岡の4県で最も高い17.8%となっています。
岐阜県内の路線価に詳しい不動産鑑定士の小池育生さんによりますと、「高山はインバウンドが順調に回復していて、観光需要による新規ホテルの建設などもあり、結果として路線価を押し上げた」と分析しています。