キャッシュカードをだまし取り現金を引き出した疑い　特殊詐欺でフィリピン国籍の男逮捕　岐阜・関署

　今年５月、本巣市に住む高齢女性が現金５０万円をだまし取られた特殊詐欺事件で、女性の家を訪れてキャッシュカードをだましとったとして、フィリピン国籍の男が９日、再逮捕されました。

　詐欺の疑いで逮捕されたのは、フィリピン国籍で愛知県東浦町の無職の男（２４）です。

　男は、仲間と共謀して今年５月２１日、本巣市に住む８０代の女性の自宅に息子や証券会社の社員を装って電話をかけました。その後、法律事務所の者に成り済ました男が女性の自宅を訪れてキャッシュカードをだまし取り、そのカードを使って口座から現金５０万円を引き出した疑いが持たれています。

　女性から通報を受けた警察が捜査し、防犯カメラなどの解析から事件に関わった疑いが強まったとして９日、再逮捕しました。

　男は、関市の女性から似たような手口で現金１５０万円をだまし取った疑いで６月１７日に逮捕されています。

　警察は、男の認否を明らかにしておらず、共犯者などを引き続き捜査しています。