封筒をすり替えられキャッシュカードだまし取られる　６０代女性が詐欺被害２００万円　岐阜・羽島署

　羽島市の６０代の女性が１１日、消費者センターの職員を名乗る男らからのうその電話でキャッシュカードをだまし取られ、現金２００万円を引き出される詐欺被害に遭いました。

　警察によりますと、被害に遭ったのは羽島市内に住む６０代の女性で、１１日午前１０時半ごろ、女性の家にショッピングモールの従業員を名乗る男から「あなたの家族のカードで買い物をした人がいる」などと電話がありました。

　その後、消費者センターの職員を名乗る男から電話があり、「カードの引き落とし口座があなた名義になっている。キャッシュカードを確認に行かせる」などと言われました。さらに、警察官を名乗る男からも「同じ手口がいくつも発生している」などと電話がありました。

　話を信じた女性は、１１日午後に自宅を訪れた男を消費者センターの職員だと思い込み、キャッシュカード５枚を差し出すと、封筒に入れられ、印鑑を取りに行った隙に別のカードが入った封筒とすり替えられていたということです。

　知人に詐欺ではないかと言われた女性が警察に相談しましたが、女性の口座からはすでに計２００万円が引き出されていました。警察はニセ電話詐欺事件として捜査しています。

　また、警察は、警察官がキャッシュカードを封筒に入れて保管するように言うことはないとして、そのような話があった時は、家族や警察に相談するよう呼びかけています。