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ロマンス詐欺被害防止の十六銀行員に感謝状 岐阜中警察署

SNSを悪用したロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、十六銀行の行員に19日、...
感謝状が贈られた十六銀行の西尾奈央さん(中央)=19日、岐阜中警察署

 SNSを悪用したロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、十六銀行の行員に19日、警察から感謝状が贈られました。

 感謝状を贈られたのは、岐阜市の十六銀行本店営業部に勤める西尾奈央さんです。

 西尾さんは7月4日、店舗の窓口に訪れた70代の男性から「SNSで知り合った外国人女性にお金を振り込みたい」と言われ、不審に思い上司に相談し、警察へ通報しました。

 だまされている認識のない男性を説得し続け、詐欺の被害を未然に防いだとして、西尾さんには、岐阜中警察署の横林公弘署長から感謝状が贈られました。

 西尾さんは、「業務ではお客さまとの会話が重要と考え、心がけていた中で違和感があった。銀行全体で未然防止に取り組んでいければ」と話し、横林署長は「詐欺をよく認識した上で、適切に対応していただいたことに敬意を表します」と感謝を伝えました。

※岐阜中警察署生活安全課 布村由樹課長
 「SNSなどでの投資話や儲け話については、まず詐欺を疑っていただいて、お金を振り込む前に家族や警察に相談するようにお願いします」

 SNS上でのやり取りをきっかけに現金などをだまし取る「SNS利用投資詐欺」や「国際ロマンス詐欺」。

 県内における去年1年間の認知件数は150件で、被害額は約17億400万円に上っています。

 去年1年間の特殊詐欺の認知件数は287件、被害額は約5億8000万円となる中で、件数は特殊詐欺のほぼ半数ながら、被害額は約3倍に上る深刻な状況です。

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