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「1試合ごとにチームが成長」 高校野球岐阜大会で優勝 岐阜城北高校 秋田和哉監督・廣瀬敏之部長 生出演(ぎふチャンラジオ・吉村功のスポーツオブドリーム 番組アシスタント:藤村恵理)
第106回全国高校野球選手権岐阜大会は7月27日に決勝が行われ、岐阜城北が延長11回タイブレークの末、県立岐阜商業に6対5で競り勝ち、9年ぶり4度目の甲子園出場を決めました。
7月29日に放送された「吉村功のスポーツオブドリーム」には、岐阜城北高校の秋田和哉監督と廣瀬敏之部長が生出演し、優勝までの戦い・軌跡を振り返るとともに、甲子園に向けた意気込みを語りました。
吉村キャスター:「岐阜県大会、優勝おめでとうございます。疲れていませんか」
秋田監督:「勝ちの余韻に浸りたいと思いますが、すぐに甲子園です。選手の成長を感じながら、経験のない試合を重ねて、その成長にびっくりしています」
吉村:「ひと試合ごとに成長しましたか」
秋田監督:「選手たちはベンチ・ロッカーと会話が広がっていって、変わりました。自分たちがどんどんコミュニケーションをとって、それがゲームに生かされている。つながっているのを感じました」
吉村:「ノーシードからつかみ取った優勝。関商工や大垣日大にサヨナラ勝ちして、決勝では県立岐阜商業に延長タイブレークの末勝ちました」
秋田監督:「勢いがすごかったなと思います。試合ごとに気持ちをリセットして、浮かれることなくプレーをした結果と思いますが、嬉しいです」
ラジオでは、決勝の県岐阜商戦の話題となりました。
吉村:「決勝の県岐阜商戦は、壁となったのでは」
秋田監督:「決勝には〝最強の挑戦者〟をテーマに臨みました。この舞台に立てたことの喜び。何も背負うことはないので、もう一度原点に返り、同じペースでやり切ろう、そう選手たちに話しました」
吉村:「一番のポイントは9回表。振り返ってどうですか」
廣瀬部長:「球数も増えて、疲れるかなという局面。試合は大きく動いたなと感じました」
吉村:「最大のポイントは、私は守備にあると思いました」
秋田監督:「チーム作りの一番のポイントは〝守備の野球〟。毎日の練習の積み重ねです。こうしたところから外野の好プレーが出ます。振り返ると中本陽大選手(ピッチャー)は河野翔夢選手(左翼手)に助けられた部分は大きいです」
吉村:「インタビューの中で中本選手は、河野選手をたたえていました。レフトを守っていた河野選手は、見事な送球で10回と11回にそれぞれ走者をアウトにしています」
秋田監督:「河野選手は、スローイングで苦労していて春ベンチに入っていません。送球を直さないとベンチに入れないぞと。居残り練習などを続けていました」
吉村::「河野選手はイップスに苦しめられたそうで、3メートル先にも投げられない状況だったんですね」
廣瀬部長:「投げられない状況が続き、自主練習をしていました。その成果だと思います」
吉村:「外野からの送球でタッチアウト。最後に1点を取らせなかったのも指導力のたまものですね。それから、中本選手と河野選手もお互いを信頼し合っていると感じました」
秋田監督:「試合を重ねるごとにそれは感じました。選手たちが会話する姿、コミュニケーションをとる様子はよく見られて、私たちは、よくしゃべるなと思って見守っていました」
廣瀬部長:「大垣日大戦を振り返ると、2アウトランナー1塁で負けていたのに、「ベンチは明るかったんです。選手たちから『逆転を信じて、ここから』など前向きな言葉が出てきて、お互いに声かけができていました」
話題は秋田監督の4人の息子の話に。いずれも高校球児として甲子園出場を目指しました。ちなみに秋田さんは、市立岐阜商業高校の監督を約20年間勤め、2020年4月から岐阜城北高校で監督を務めています。
吉村:「息子さんと野球ができて幸せですね」
秋田監督:「はい。感謝です」
藤村:「長男の千一郎さんとは市岐商で、次男の勇介さん、三男の稜吾さんは県外の強豪校へ四男の和佳さんとは岐阜城北で「親子鷹」として、甲子園を目指した。どんな思いで指導していましたか」
秋田監督:「指導というよりは必死でした。野球人対野球人として接し、特別な思いはなかったです」
藤村:「岐阜城北の選手たち『息子』のような存在ですか」
秋田監督:「少し前までは兄貴のようにチームを引っ張らないといけないと思っていましたが、年齢差もありますので、今はかける言葉なども気をつけるようになりました。細かいことは言わず、自主性に任せて、自分たちで考えさせるようにしています」
まもなく開幕する甲子園への意気込みを聞きました。
秋田監督:「岐阜城北高校は過去に甲子園でベスト4という成績があります。チームの目標はベスト4以上です。初戦では自分たちの野球をしっかりして、そこから1つ1つ勝ち進んでいきたいです」
廣瀬部長:「1つ、2つ、3つと勝利を重ねていきたいです。チームはメンタルトレーニングにも力を入れているので、プラスの言葉をかけて、甲子園ではチームのいい面を出して戦いたいです」
夢の舞台、甲子園。全国高校野球選手権の組み合わせ抽選は8月4日に行われ、7日に開幕します。
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