流しそうめんや人形劇など楽しむ　限界集落「野麦学舎」で夏祭り　岐阜県高山市

　高山市の野麦峠近くにある「野麦学舎」で夏祭りが開かれ、県内外の家族連れら約３００人が音楽ステージや人形劇、芝居や盆踊りなどで楽しみました。

　高山市高根町野麦の標高約１３００メートルにある純木造建築の野麦学舎は、今から４３年前に廃校となった旧高根小学校野麦分校です。

　地元有志でつくる野麦学舎保存会が、学舎を守り次世代に繋げようと「山の日」に合わせて祭りを開催し、今年で３回目です。

　屋内外のステージでは、地元や県内の８団体が出演して音楽や人形劇、芝居を披露。全長２０メートルを超える「巨大流しそうめん」では、子どもたちが流れてくるそうめんに舌鼓を打ち、スイカなども味わっていました。

　また夕暮れからは、バンド演奏に合わせて大きな骸骨や河童などの装飾を付けた大人や子どもたちが会場を盛り上げ、この地域に古くから伝わる踊り野麦イササなどを踊って真夏の一夜を楽しんでいました。

※野麦学舎保存会　高嶋浩共同代表
　「この学舎を１０年、２０年、３０年と続けて守っていきたいと思っています。みなさん一度お越しください」