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老舗料亭「萬松館」に土地と建物の明け渡し求める 岐阜市が提訴
岐阜市は、岐阜公園に隣接する土地で料亭を営業している「萬松館」に対し、土地と建物の明け渡しを求める訴えを起こしました。
これは３０日に岐阜市が発表したものです。市によりますと、萬松館が使用している建物と土地は市が所有しているもので、その賃貸契約は今年の２月１４日に終了期限を迎えていました。
市は契約の終了に伴い明け渡しを求めていましたが、返答はなかったということです。
これを受け、岐阜市は２９日、萬松館に対し、土地と建物の明け渡しを求める訴えを岐阜地方裁判所に起こしました。
岐阜公園の西側の一角にある萬松館の建物と土地は、明治時代に市民が岐阜市に寄贈したもので、金華山の麓の老舗料亭として長く営業を続けています。
萬松館は、代表者が不在のためコメントしていません。
