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スポーツ大会の昼食で食中毒 8歳から47歳までの16人発症 岐阜県飛騨市

飛騨市内の飲食店が8月25日に提供した弁当を食べた人のうち、16人が下痢や嘔吐な...
黄色ブドウ球菌の電子顕微鏡画像

 飛騨市内の飲食店が8月25日に提供した弁当を食べた人のうち、16人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。飛騨保健所は食中毒と断定し、31日からこの店を営業禁止処分としました。

 営業禁止処分を受けたのは、飛騨市古川町の飲食店「藤堂」です。

 飛騨保健所に入った連絡によりますと、25日に飛騨市内で開催されたスポーツ大会で、昼食の弁当を食べた複数人がその後、体調不良を訴えたということです。

 保健所が調査したところ、弁当を食べた259人のうち8歳から47歳までの男女16人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、このうち8人が医療機関を受診しました。

 患者はいずれも快方に向かっているということです。

 飛騨保健所は、患者に共通する食事がこの飲食店で調理された弁当に限られ、さらに患者の便や残った食品から黄色ブドウ球菌が検出されたことから、この店が提供した弁当を原因とする食中毒と断定しました。

 そして食品衛生法に基づき、31日から再発防止措置がとられるまでの間、この飲食店を営業禁止処分としました。

 提供された弁当の主なメニューは、卵焼き、丸ハムバター焼き、金時豆煮、グリーンリーフ、スパゲッティなどで、飛騨保健所は原因究明のため、従業員の検便や調理場などの検査を行っています。

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