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台風10号の災害復旧費など盛り込む 総額約156億円の補正予算案など上程 岐阜議会定例会が開会 

県議会定例会は19日開会し、台風10号の災害復旧事業や防災・減災対策などを盛り込...
提案説明する古田肇知事=19日午前、岐阜県議会本会議場

 県議会定例会は19日開会し、台風10号の災害復旧事業や防災・減災対策などを盛り込んだ総額約156億円の今年度一般会計補正予算案など33議案が上程され、古田肇知事が提案説明しました。

 古田知事は、西濃地方を中心に被害があった台風10号への対応や、先月初めて発表された「南海トラフ地震 臨時情報」への対応を説明した上で、防災減災と復旧復興の指針となる県強靭化計画の改定について触れました。

※古田肇知事 
 「現行の計画に規定する『起きてはならない最悪の事態』を見直すとともに、不足している取り組みが何かを分析する『脆弱性評価』について論議いたしました。これらを念頭に今議会に補正予算を上程するなど、スピード感をもって対応するとともに、年度末に向け必要な施策のさらなる具体化を図ってまいります」

 一般会計補正予算案の総額は156億1363万円で、台風10号の災害復旧事業に計約12億8千万円を計上しています。内訳は被災した道路や河川などに約10億6千万円、林道に約1億2千万円、農地や農業用施設に約1億円を充てています。

 また、能登半島地震や近年多発する集中豪雨などを踏まえ、道路や河川などの防災・減災対策として約80億5千万円、治山施設や林道の整備で約8億円、農業用施設や農道整備に約7億円を計上しています。

 定例会の会期は10月10日までの22日間で、質疑・一般質問は10月2日から3日間行われます。

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