「奥柳ケ瀬」を発信！　 アーケードの七色のネオンが一夜の復活　岐阜市

　「西柳ケ瀬」と知られる岐阜市の歓楽街「スタープレイス柳ケ瀬商店街」で、シンボルであったアーケードの七色のネオンサインの特別点灯が行われ、散策する人でにぎわいました。

　柳ケ瀬商店街の西側に位置する通称「西柳ケ瀬」は、かつてキャバレーやディスコなど夜の街として栄えましたが、近年は客足が遠のき、シャッターが閉まった店が目立っています。

　昨年、テレビ番組で「日本一のシャッター商店街」と紹介されたことをきっかけに、全国区となったイメージを逆手にとって街を再び盛り上げようと地元の商店街が力を合わせ「奥柳ケ瀬」と銘打ち、にぎわいづくりのプロジェクトが進められています。

　２１日には、プロジェクトの起爆剤にしようと「沼る！奥柳ケ瀬夜市」と題し、コロナ禍以降、消されていたネオンが特別に点灯され、一帯にはキッチンカーや屋台などが並びました。

※スタープレイス柳ケ瀬商店街振興組合連合会　小澤達雄理事長
　「あるバラエティ番組で『日本一のシャッター商店街』という称号を与えられ、私たちはそれをネガティブにとらえず、ポジティブにとらえ、日本一の称号を与えられたんだから、ここから寂しくなった西柳ケ瀬を面白いまちにしていこうと頑張っている。久しぶりにこれだけ人が集まっていることに感動している。」

　また、特設ステージでは、地元のアイドルグループのパフォーマンスや、トークショーが展開され、この中で、プロジェクトの仕掛け人でもある柳ケ瀬商店街振興組合連合会の水野琢朗理事長が「妖しくも、興味がそそられるのが魅力。みんなで再生に取り組むそんな愛される街になれば」と話し、にぎわいの復活に手ごたえを感じていました。