お茶と生け花と合唱「月見の宴」　少年少女合唱団が澄んだ歌声を披露　岐阜県多治見市

　多治見市で、お茶と生け花と合唱の歌声を楽しむイベントが行われ、来場者を楽しませました。

　「月見の宴」と題したこのイベントは、多治見市で活動を続けている合唱団が企画し、毎年中秋の名月の前後に開かれています。

　多治見市東町のセラミックパークＭＩＮＯにはお茶席が設けられ、訪れた人が会場に飾られた生け花を鑑賞しながら、お茶を楽しみました。

　夕方から始まった合唱の演奏会には、約４００人の聴衆が集まりました。

　浴衣姿で登場したのは「多治見少年少女合唱団とシニアコア」の団員約５０人で、月にちなんだ楽曲や懐かしい昭和の歌謡曲など合計１８曲を披露しました。

　団員による独唱もあり、日本ジュニア声楽コンクール小学生の部で第１位に輝いた６年生の佐分利幸多さんが、豊かな表現力で２曲を歌いました。

　この合唱団は、昨年結成５０周年を迎えた伝統のある合唱団で、１０月開催される「清流の国ぎふ」文化祭の開会式では大会のテーマソングを歌うことになっています。