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D1GP蕎麦切(シバタ)(第5戦)今季初総合優勝
国内最高峰のドリフト競技「Ⅾ1グランプリ」の第5戦が28日、福島県のエビスサーキットで行われ、加茂郡坂祝町のシバタレーシングチームに所属する蕎麦切広大選手が今季初の総合優勝を果たしました。
2000年からスタートしたⅮ1グランプリは、今年からJAF(一般社団法人日本自動車連盟)から日本選手権に認定されたドリフト競技で、今年5月に開幕し11月までに10戦が行われ、シリーズチャンピオンが決まります。
第5戦には40台が出場。個々に走りポイントで競う「単走」の上位16台が、2台ずつ走行する「追走トーナメント」に進出し、覇を競いました。
加茂郡坂祝町のシバタレーシングチームのエース蕎麦切広大選手は、今季から乗る新車両「GR86」に、自社で最新のシバタイヤ200Dを装着し出場。チームのメカニックが整えたマシンの状況とコースを見事に攻略し、単走の2本でいずれも高得点をマーク。中村直樹選手(TEAM VALINO × N-STYLE)に次ぐ単走2位で「追走トーナメント」に進出しました。
追走トーナメントの準々決勝では、過去2度対決していずれも惨敗を喫している藤野秀之選手(TEAM TOYO TIRES DRIFT)に初勝利し、勢いそのままに決勝まで駒を進めます。松山北斗選手(TEAM TOYO TIRES DRIFT 2)との決勝は接戦となり、1.2ポイント上回った蕎麦切選手が今季初優勝に輝きました。
昨季第4戦の初優勝以来、2度目の総合優勝となった蕎麦切選手は「今季に入って成績が悪くだめかなとも思った時期もあった。チームスタッフとマシンセットを変えて臨んだ今回は、26日の練習走行から良い走りができ、自分のクルマになったと思える瞬間があった。チーム関係者の支えはもちろん、現地に来てから様々なチームの方からのアドバイスも良い結果がでた要因」と歓喜の中でも感謝の言葉を口にしました。
シバタレーシングチームの柴田達寛オーナーは「チームの雰囲気もよかったし、ファンの皆さんも多く駆けつけてくれて、勝てる予感がしていた。広大の調子がとても良く見えたので、『ラジコンで何度も頂点をとっていた時のように、自信持っていけ』と声をかけただけ」とエースの力走を称えました。
D1グランプリ第6戦は29日、同会場で行われます。