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芳翠とルドン550点が共演 清流の国ぎふ文化祭に合わせ特別展 岐阜県美術館

19世紀後半から20世紀初頭に活躍した県出身の洋画家 山本芳翠とフランスの画家 ...
山本芳翠がフランスから帰国して描いた「琉球中城之東門」

 19世紀後半から20世紀初頭に活躍した県出身の洋画家 山本芳翠とフランスの画家 オディロン・ルドンの特別展が、岐阜市の県美術館で開かれています。

 この特別展は、開館以来40年余りの歳月をかけて芳翠とルドンの作品をコレクションしてきた県美術館が、「清流の国ぎふ」文化祭2024に合わせて開いたもので、県美術館の収蔵を中心に550点余りが展示されています。

 このうち、芳翠の「裸婦」は、芳翠がフランスに渡って間もない1880年ごろに描かれ、2014年には国の重要文化財に指定されました。

 そのほか、東京の皇居三の丸尚蔵館が所蔵する「琉球中城之東門」は、芳翠がフランスから帰国して描いた作品で、近代日本の文化を築いた芳翠の国内外で収蔵されている代表作が一堂に会します。

 一方、独特の色彩表現で人々を魅了してきたルドンの作品も並び、晩年の作品「窓」は、県美術館収蔵後、この特別展が初めての展示となります。

※県美術館 学芸員 廣江泰孝さん
「さまざまな展覧会を美術館では行ってきましたが、40年間夢見てきた展覧会をスタートします。どうぞご覧ください」

 この特別展は12月8日まで開かれていて、期間中、芳翠やルドンにちなんだ講演会やギャラリートークが行われます。

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