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生誕130年 荒川豊蔵の足跡たどる 県現代陶芸美術館で特別展 岐阜県多治見市
近代日本の陶芸をリードした荒川豊蔵の軌跡をたどる特別展が、多治見市の県現代陶芸美術館で開かれています。
この展示会は、荒川豊蔵の生誕130年を記念して開かれました。
多治見市出身の荒川豊蔵は、美濃の地で見つけた陶器の破片からこの地域が 桃山時代に志野(志野焼)の生産地であったことを実証しました。
古い時代の焼き物を研究しつつ自らの陶芸に取り組み、「志野」と「瀬戸黒」の2つの重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝となりました。
会場には、荒川が手掛けた茶わんや水指、花入などの作品が展示されています。
志野や瀬戸黒だけでなく、黄瀬戸をはじめ、染め付けや色絵などの技法にも取り組み、作品を残しています。
また、若い頃に画家を志していた荒川は、さまざまな場面で絵筆を取っていて、残した書画を通して作陶に向き合う姿勢や人となりを振り返ることができます。
この特別展は 11月17日まで開かれています。