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解散表明後 最初の週末 各党臨戦モード 岐阜県内

石破総理が、衆議院を10月9日に解散することを表明したことを受け、短期決戦に向け...
政権交代を訴えた野田佳彦代表=6日、可児市内

 石破総理が、衆議院を10月9日に解散することを表明したことを受け、短期決戦に向けてこの週末、県内各党が臨戦態勢に入りました。

 県内5つの選挙区を独占する与党自民党は、現職の5人が立候補を予定しています。

 武藤容治県連会長は県連本部で行われた選挙対策会議に出席。石破内閣に入閣している武藤氏は、今回の衆院選について次のような受け止めを語りました。

※自民党県連 武藤容治会長 
 「政治とカネの問題というのは、大変厳しいものと認識したほうがいい。(岐阜が)『保守王国』と皆さん言われるが、そんな生易しいものではない。石破総理がいろいろと判断すると思うが、新しいルール作りなどまだまだやっていかないといけない。説明責任を果たすという意味では貴重な時間なので、ご理解いただけるように一候補者としてもやっていかないといけない」

 街頭に立った立候補予定者の1人は逆風の中での選挙と受け止め、気を引き締めています。

※自民党 金子俊平衆院議員 
 「各議員がどうこうというよりも、自民党に対する政治不信が本当に根強い。石破新総裁がどのような自民党をつくっていくのかPRしていただいて、しっかり信頼回復につなげられるか、第一歩となる選挙になるだろう」

 一方、野党各党は、早期の解散に批判を強めながら、差し迫った選挙で自民党の牙城を崩そうと士気を高めました。

 元職1人と新人1人が立候補を予定する立憲民主党は、野田佳彦代表が岐阜入り。

※立憲民主党 野田佳彦代表 
 「本当の政治改革を実現しないと政治は変えられない。政権交代こそ最大の政治改革であることをみなさんと共有したい」

 野田代表は「政治とカネ」の問題を徹底的に追及する姿勢を示し、政権交代を訴えました。

※立憲民主党 野田佳彦代表 
 「石破総理が、これまで言ってきたことを全然守っていない。その1つ1つが争点になっていく」

※立憲民主党県連 今井雅人代表 
 「前回落選して県内の野党議員をゼロにしてしまい、すごく責任を感じているので、今度は何としても議席を確保したい」

 また、新人1人を擁立する予定の国民民主党は5日、地方議員らを集めて決起集会を開きました。

※国民民主党県連 伊藤正博代表 
 「自民党の裏金問題や旧統一教会問題は、国民に対して、けじめがついているとは到底思えない。選挙を通じて、政治とカネの問題も含めて、国民民主党として訴えていきたい」

 一方、共産党は立候補予定者の事務所開きを行い、党勢拡大に向けて気勢を上げました。共産党は、これまでに新人2人の立候補を表明しています。

※共産党西濃地区委員会 森櫻房義委員長 
 「強行に解散総選挙をやってしまおうということには怒りはあるが、真正面からその流れに対して戦っていく」

 なお、衆院選を巡っては、日本維新の会、れいわ新選組が候補者をそれぞれ1人ずつ擁立する予定です。衆院選は10月15日公示、27日投開票の見込みです。

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