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白川郷ブランドの地酒生産へ 「酒蔵づくりプロジェクト」 岐阜県白川村と飛騨市の酒造店が協定
大野郡白川村は、村で100年以上前に途絶えた地酒の生産を復活させるため、飛騨市の渡辺酒造店と共同する酒蔵づくりプロジェクトの協定を結びました。
「白川村の蔵」と銘打った酒蔵を建設するプロジェクトは、白川郷ブランドの地酒を生産して地域の活性化を図るものです。
旧白川小学校の跡地に酒蔵を建設し、再来年9月の稼働を目指します。
協定式では、白川村の成原茂村長と渡辺酒造店の渡邉久憲社長、それに地元の区長が協定書に署名しました。
成原村長は「自分の村の自慢の酒、胸を張れる酒で村を活性化したい」と語り、村内での酒米の生産拡大や雇用創出につなげる考えを示しました。
また、渡邉社長は「どんな素晴らしい酒が出来るか、胸の高鳴りを抑えられない」と心境を語り、酒蔵の完成イメージや「しら川」と毛筆で書かれたシンボルマークなどを発表しました。
※大野郡白川村 成原茂村長
「村の経済が好循環する、そんなきっかけになることを期待しています」
※渡辺酒造店 渡邉久憲社長
「日本を代表するお酒、世界に通用する酒造りにこれから挑戦していきます」
白川村では、民間の酒蔵は100年前に姿を消していて、村内で消費される清酒はすべて村外から調達しています。
地酒の生産、酒蔵づくりは「100年の悲願」であるとして、企業版ふるさと納税やクラウドファンディング型ふるさと納税で支援を募っています。