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前池田町長起訴内容認める 指名競争入札巡る官製談合事件の初公判 岐阜地裁

揖斐郡池田町が発注した工事の指名競争入札を巡る官製談合事件で、入札で業者に便宜を...
初公判後、インタビューに応じる岡﨑被告=8日、岐阜市美江寺町、岐阜地裁

 揖斐郡池田町が発注した工事の指名競争入札を巡る官製談合事件で、入札で業者に便宜を図る見返りに現金を受け取った池田町の前町長の初公判が岐阜地裁で開かれ、岡﨑被告は起訴内容を認めました。

 検察側は懲役2年6カ月を求刑しました。

 加重収賄などの罪に問われているのは、揖斐郡池田町の前町長岡﨑和夫被告(76)です。

 起訴状などによりますと、岡﨑被告は2022年2月、町が発注する工事の指名競争入札を巡り、便宜を図る見返りに大垣市の電気工事会社の「久富電設」元社長から現金100万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われています。

 初公判で、岡﨑被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察側は、岡﨑被告が参加資格がなかったこの会社が入札に参加できるよう評価を水増ししたと指摘。「金額は高額で、権限を利用した悪質な行為」として懲役2年6カ月を求刑しました。

 一方、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は11月19日に言い渡されます。

 裁判後、岡﨑被告は記者団の取材に応じました。

※岡崎和夫被告
 「拘置所を出てきてから、なぜこんなことしてしまったのかと思うばかりです」

 岡﨑被告は約21年間、町長を務めていましたが、自身のセクハラ問題で今年4月に辞職していました。

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