欧州個人客の呼び込みへ　長良川温泉旅館協同組合などがツアー　岐阜市

　旅行を通して岐阜の地域文化を海外まで広めようとヨーロッパの旅行会社の関係者を招いたツアーが岐阜市で開催されました。

　ツアーは、岐阜長良川温泉旅館協同組合などがインバウンドの観光客の中でもモノづくりに関して高い関心を寄せるヨーロッパからの個人客を呼び込もうと企画したもので、３日間の日程で行われました。

　参加したのはイギリスやドイツから訪れた外国人６人で、風情ある町屋が並ぶ岐阜市の川原町を散策しました。

　参加者は、提灯を写真に収めたほか、和傘の職人に「１本作るのに何カ月かかるのか」などと質問するなど、岐阜市の文化に興味を抱いていた様子で、「まちあるき」を堪能していました。

　このほか、１３００年以上の歴史を持つ長良川鵜飼では、鵜匠と鵜が織りなす伝統の技を間近で楽しみました。

※イエンス・ウィンターさん（ドイツ）
　「とても伝統的な和傘も含めてプロセスみたいなものはドイツの人にも魅力的に見えるんじゃないかなと思います」

※岐阜長良川旅館組合　マーケティング部会　伊藤豊邦委員長
　「岐阜長良川が持つ様々な観光資源歴史ですとか文化、伝統産業、こういったものを是非、欧米系の本物思考のお客様に見ていただいて、より多くの人に来ていただきたい。そういう思いで企画しました」