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岐阜県内で感染したとみられる日本脳炎患者を確認 1999年の統計開始以来、初めて
県の感染症対策推進課は8日、県内で感染したとみられる日本脳炎の患者が確認されたと発表しました。
日本脳炎に感染したのは成人男性で、10月3日までに発熱や頭痛を訴えて、県外の医療機関を受診しました。患者には意識障害の症状もあり、検査の結果、日本脳炎と診断されました。
連絡を受けた保健所が、この男性の行動履歴を調査した結果、潜伏期間から発症までの間はすべて岐阜県内に滞在していたことから、県内で感染したものと推定されました。
県内を推定感染地域とする日本脳炎の患者が確認されたのは1999年に統計を取り始めて以降、初めてです。
日本脳炎は、ウイルスによって発症する病気で、日本脳炎ウイルスは蚊を介して感染します。感染しても多くは無症状で終わりますが、100人から1000人に1人の割合で発症するとされ、発症すると、死亡するケースや精神障害などの後遺症が残ることがあります。
国内では今年9月中旬現在で4人の発症患者が報告されています。