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秋の高山祭始まる 豪華絢爛な屋台が繰り出し、からくり奉納も 岐阜県高山市

飛騨地方に秋の訪れを告げる伝統行事で、国の重要無形文化財に指定されている秋の高山...
櫻山八幡宮の参道に曳(ひ)き出された屋台=9日、高山市内

 飛騨地方に秋の訪れを告げる伝統行事で、国の重要無形文化財に指定されている秋の高山祭が9日、高山市で始まりました。

 高山祭は2016年にユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録された「山・鉾・屋台行事」の1つで、秋の祭は櫻山八幡宮の例祭です。

 祭の開始当初は雨のため、金箔や彫刻が施された豪華絢爛な屋台は街中にある蔵に入った状態で公開されていましたが、その後、天候が回復して、屋台は街中に繰り出し、順次、参道に曳(ひ)きそろえられました。

 呼び物の布袋台のからくり奉納では、2体の唐子がはしごを飛び移りながら布袋の肩に乗り、布袋が手にする軍配からのぼりが現れると観光客などから大きな拍手が送られていました。

 また、9日は、高山祭を舞台にした演歌「高山の女よ」を今年2月にリリースした歌手の大江裕さんが見学に訪れ、唐破風屋根が特徴の仙人台に特別に乗車体験。観光客やファンからの声がけに笑顔でこたえていました。

※演歌歌手 大江裕さん
 「この素晴らしい高山祭を見ることができて、僕自身も『高山の女よ』をより一層、感情を込めて歌えるようになるのではないかと思います」

 秋の高山祭は10日まで行われ、高山市は2日間で20万人の人出を見込んでいます。

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