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関ケ原合戦の実像に迫る特別展 全国初公開の展示品も 岐阜関ケ原古戦場記念館
全国各地に所蔵されている関ケ原の戦いの関連史料を集めた特別展が、不破郡関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館で開かれています。
この特別展は、現代に伝わる合戦の史料を通して関ケ原の戦いの実像に迫ろうと、「清流の国ぎふ」文化祭2024に合わせて開かれました。
会場には、全国の博物館や美術館などに所蔵されている書状や武具のほか、合戦の様子を後世に伝える江戸時代に描かれた屏風など約70点が展示されています。
注目は、東軍の池田輝政のものと伝わる武具一式で公開されるのは全国初です。
また、東軍勝利に決定的な役割を果たした小早川秀秋の肖像は、豊臣秀吉の正室が建立した京都市の高台寺が所蔵する国指定の重要文化財で、10月14日までの限定公開です。
このほか、西軍の宇喜多秀家が、豊臣家に忠誠を誓うことを記した起請文は、同じく国の重要文化財で、秀家の署名と血判が押されています。
※岐阜関ケ原古戦場記念館 学芸員の鵜飼裕紀さん
「関ケ原に関する品がこれだけたくさん一堂に会することはとてもめずらしいことですので、皆さんにぜひご覧いただければと思います」
この特別展は11月24日まで開かれています。