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「指詰め」を偽って治療 健康保険詐欺の疑い 暴力団幹部の男ら3人を逮捕 岐阜県警

自らの意思で指を切断したのに過失のケガとうその申告をして治療を受け、医療費の支払...
岐阜県警察本部

 自らの意思で指を切断したのに過失のケガとうその申告をして治療を受け、医療費の支払いを免れたとして暴力団幹部の男ら3人が9日、逮捕されました。

 警察によりますと、いわゆる「指詰め」による健康保険詐欺容疑での逮捕は、全国的にも珍しいということです。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組三代目弘道会幹部の岐阜市の男(58)ら暴力団幹部3人です。

 警察によりますと、男は昨年2月23日、東京都内の医療機関で「指詰め」を過失によるケガだと、うその申し出を行い、不正に国民健康保険制度の適用を受け、本人負担分を除く約4万円の支払いを免れた疑いが持たれています。

 自傷行為は原則、保険の適用外となります。

 また、男は昨年3月、岐阜県内の医療機関で同様に治療を受け、約5千円の支払いを免れた疑いがあります。

 逮捕されたほかの幹部ら2人は、男と共謀した疑いが持たれています。

 警察は男らの認否について明らかにしていません。

 また、同様の詐欺容疑で弘道会傘下組織組員の岐阜市の男(57)が9日、逮捕されました。

 男は今年1月中に合わせて3回、岐阜、長野両県の医療機関で合計約4万7千円の支払いを免れた疑いがあります。

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