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衆院選激戦区 岐阜4区 必勝誓う いよいよ決戦の火ぶたが切られる 

衆議院選挙は15日、公示されます。公示前の3連休、一騎打ちの接戦が予想される岐阜...
必勝祈願を行う金子俊平氏=14日、高山市内

 衆議院選挙は15日、公示されます。公示前の3連休、一騎打ちの接戦が予想される岐阜4区の両陣営はそれぞれ必勝を誓いました。

 立憲民主党の元職、今井雅人さんは13日、可児市内で事務所開きを行いました。

 今井さんは、民主党時代の2009年に比例復活で初当選。以来、4回連続で比例復活での当選が続きましたが、前回は比例復活も叶わず落選。戦後初めて県内の野党議員がゼロになりました。今回の選挙で雪辱を期すと力を込めます。

※立憲民主党 今井雅人氏
 「(政権が交代した)2009年とはやっぱり雰囲気は違いますね。自民党はダメというところは同じですけれど野党への期待はあの時ほどはないというのは実感しています。「信なくば立たず」ですから、政治の不信を払しょくするということが日本の再生の第一歩なので、政治とカネの問題をきれいにして、国民の信頼を得る政治を取り戻して、そこから新しい日本を創る、そういう選挙にしたい」

 一方、自民党の前職、金子俊平さんは14日、高山市内の神社で必勝祈願を行いました。

 祖父に、元大蔵大臣の一平氏、父に、元国土交通大臣の一義氏を持つ、金子氏は、2017年に初出馬。これまで2回連続で小選挙区を制してきましたが、今回は党への逆風を肌で感じると、気を引き締めます。

※自民党 金子俊平氏
 「明らかに厳しい逆風が自民党に対してあるが、当然のことだと思う。(政治とカネの問題について)今回の選挙では、石破総裁のもと、我々政権与党が国民の皆さんに対してしっかり払拭できるかどうか、払拭できる案が示すことができるか、それをご納得いただけるかどうかが問われている。(県連が4区を重点区に位置付けた)県連の皆さんに応えられるようにしっかり努力して結果につなげたい」

 15日公示される衆議院選挙。これまでに県内5つの選挙区に合計12人が立候補する見通しです。

 岐阜1区は自民党、前職で11回目の当選を目指す野田聖子さんに共産党、新人の山越徹さんが挑みます。

 岐阜2区は、10回目の当選を狙う自民党、前職の棚橋泰文さんと共産党、新人の三尾圭司さんが対決します。

 岐阜3区は、自民党、前職で、石破内閣に入閣した経済産業大臣の武藤容治さんと、れいわ新選組の元職、阪口直人さん、国民民主党の新人、仙田晃宏さんによる三つ巴の戦い。

 与野党ともに最激戦区として構える岐阜4区は自民党、前職の金子さんと立憲民主党の今井さんが激突します。

 岐阜5区は、自民党、前職で12回目の当選を目指す古屋圭司さん、立憲民主党の新人、真野哲さん、日本維新の会の元職、山田良司さんの3人が立候補を予定しています。

 政治とカネの問題や物価高対策などが主な争点の今回の衆議院選挙。前回、5議席を独占した保守王国岐阜で、議席を失った野党が風穴を開けられるか。15日、決戦の火ぶたが切られます。

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