天皇皇后両陛下が即位後初めて来県　「清流の国ぎふ」文化祭２０２４に出席　

　天皇、皇后両陛下は１４日、「清流の国ぎふ」文化祭２０２４の開会式出席と地方視察のため岐阜県を訪れました。両陛下の来県は、即位後初めてです。

　ＪＲ岐阜羽島駅の駅前では多くの市民らが小旗を振ったりして両陛下を歓迎しました。

　両陛下は県庁を訪問後、岐阜市の岐阜メモリアルセンターで行われた「清流の国ぎふ」文化祭２０２４の開会式に出席、オープニングステージを鑑賞されました。

　「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」の２つの文化祭を合わせた「清流の国ぎふ」文化祭２０２４は、
さまざまな文化活動を全国規模で発表、共演、交流する文化の祭典です。

　１４日から来月２４日までの４２日間、県内全域で文学、音楽・舞踊、美術、伝統芸能、演芸など１２分野の合計３３３の事業が繰り広げられます。

　天皇陛下は開会式でお言葉を述べられました。

※天皇陛下
　「今大会では、皆さんの日ごろの文化芸術活動の成果や、地域資源の魅力を国内外に広く発信するとともに、障害のある人もない人も、世代や地域を超えて誰もが参加できる新たな交流を創り出すことにより、人と人とのつながりや生きがいを生み出すことを目指していると聞いています。このように、国内外から人々が集い、豊かな交流が広がることは誠に喜ばしく、関係者の皆さんの尽力に対し、心から敬意を表します。今回の取り組みを通じ、地域の伝統や文化の魅力が再認識されるとともに、文化芸術活動の裾野が広がり、新たな文化の創造につながっていくことを期待しております」

　両陛下の岐阜県訪問は２日間の日程で、１５日は岐阜市の「ぎふ木遊館」や各務原市の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」などを視察されます。