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衆院選公示 岐阜県内5つの小選挙区には計13人が立候補

衆議院選挙は15日公示され、県内5つの小選挙区に計13人が立候補しました。自民党...
「政治とカネ」問題への対応などを争点とした衆院選公示

 衆議院選挙は15日公示され、県内5つの小選挙区に計13人が立候補しました。自民党派閥裏金事件を受けた政治改革や物価高に対する経済対策などが争点になります。

 立候補したのは、いずれも届け出順で、岐阜1区に共産党、新人の山越徹さんと自民党、前職の野田聖子さんの2人です。大臣経験があり、11回目の当選を目指す野田さんに党岐阜市委員長の山越さんが挑みます。

 岐阜2区は、10回目の当選を狙う自民党、前職の棚橋泰文さんと共産党、新人の三尾圭司さん、無所属新人の伊藤あゆみさんの3人が立候補しました。

 岐阜3区は、れいわ新選組、元職の阪口直人さんと、国民民主党、新人仙田晃宏さん、自民党、前職の武藤容治さんの3つ巴の戦いです。

 「走るさかぐち」をキャッチフレーズに、精力的な街頭活動で浸透を図り、消費税廃止などを訴えてきた阪口さん。出陣式には、県内外のボランティアが応援に駆け付けました。

※岐阜3区 れいわ新選組 元職 阪口直人氏
 「自民党の私利私欲の政治を変えないといけない。そして、今の状況を変える力は皆さんの手の中にある。皆さんの一票で今の政治を変える。弱い立場の人が希望を持って暮らせる社会を一緒につくっていきたい。」

 一方、選挙初挑戦となる仙田さんは、国民と立憲の支持母体である連合岐阜の推薦も受け、賃金の引き上げや減税などを掲げています。

※岐阜3区 国民民主党 新人 仙田晃宏氏
 「自民党に甘い顔をするのはやめよう。自民党を甘やかすのはやめよう。政治は自民党のためにあるのではない。未来のかわいい子どもたちのためにある。子どもたちのために私は手取りを増やし、子育て世代の笑顔を、この岐阜県から日本に咲かせてまいりたい。」

 石破内閣で入閣した経済産業大臣の武藤さんは、大臣の看板を背負っての初めての選挙です。政治資金の透明化や、中小企業の支援などの経済対策を訴えました。

※岐阜3区 自民党 前職 武藤容治氏
 「自民党の刷新と新しい世の中への転換を訴えてきた。『政治のカネ』の問題について、もっと透明化させて、理解をしていただきながら、我々が二度と裏切りがないように自民党を刷新しなくてはならない。企業活動を圧迫させない。できるだけ設備投資の支援をさせていただき、新しい世の中へ転換していただける政策をつくらせていただきたい。」

 与野党ともに最激戦区として構える岐阜4区は立憲民主党、元職の今井雅人さんと、自民党、前職の金子俊平さんの2人が激突。大票田となる可茂地域の得票が鍵となりそうです。

 今井さんは過去4回、比例復活したものの、前回の選挙で落選。落選から3年、さまざまな地域のイベントに顔を出すなどきめ細かく回り、草の根で支持を広げてきました。今井さんは、雪辱を誓うとともに、自民党の裏金問題を念頭に「政権交代こそ本当の政治改革」と政権交代を訴えます。

※岐阜4区 立憲民主党 元職 今井雅人氏
 「『信なくば立たず』政治でいちばん大事なことは国民の皆さんから信頼を得ること。そのことなしにいろいろな政策は実現しない。何としても選挙区で勝ちたい。この選挙区で勝って岐阜県のムードを変えたい。」

 対して、3回目の当選を目指す金子さんは、与党としての実績をアピール。党県連が重点区として位置付け、出陣式には、阿部俊子文部科学大臣が駆けつけました。金子氏は自民党への逆風に気を引き締めながらも、政治不信を払しょくする選挙だと力を込めます。

※岐阜4区 自民党 前職 金子俊平氏
 「もう2度と政治資金やお金で、国民のに不興・不信・反感をかうことがないように、制度設計しなければいけない。しっかりと経済を盛り上げて、次の世代がこの地域に住んで良かったと思われる地域をつくれるように、また先頭でがんばらさせていただきたい」

 岐阜5区は、立憲民主党の新人、真野哲さんと、自民党、前職で12回目の当選を目指す古屋圭司さん、日本維新の会の元職、山田良司さんの3人が立候補しました。

前回の選挙で、自民党が5議席を独占したのに対し、戦後初めて議席を失った野党が自民の牙城を崩せるのか注目されます。

 投票は今月27日で、即日開票されます。

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