ニュース

  • ニュース一覧
  • 本巣市で「防災士養成講座」 アナウンサーも講師を務め避難の重要性を訴える

本巣市で「防災士養成講座」 アナウンサーも講師を務め避難の重要性を訴える

地震や豪雨などの大規模な災害が相次ぐ中、防災意識を高めてもらおうと、10月19日...

地震や豪雨などの大規模な災害が相次ぐ中、防災意識を高めてもらおうと、10月19日に本巣市で「防災士養成講座」が開かれました。

この講座は、本巣市が開いたもので中学生から70代まで約80人が受講しました。防災士は、NPO法人「日本防災士機構」が認証する民間資格です。研修講座を受講した後に資格試験に合格し、救急救命講習を経て登録すると防災士として認証されます。

 研修講座では、岐阜大学の髙木朗義教授や県内で活動する防災士らが講師を務めました。このうち、防災士で岐阜放送の小沢典子アナウンサーは「災害情報の活用と発信」をテーマにした講義を担当しました。

 2018年の西日本豪雨で、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町での取材経験を生かして取り組んでいる防災報道について説明しました。その上で、避難することの重要性や災害を自分の事として受け止めてもらうことが必要だと訴えました。そして「逃げ遅れゼロ」に向けて、企業や学校、地域が一体となり、災害の危険が迫ってきたときにどう行動するか、事前に考えておく「マイ・タイムライン」についての仕組み作りを進めてほしいと話していました。

 本巣市では、2022年から「防災士養成講座」を開いていて、これまでに2年間で合わせて135人が防災士に認証されています。

関連記事