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微細藻類で植生回復 BSC工法のドローン施工を実施 日健総本社が山県市の山林で

微細な藻類を土に吹き付けて植物が育ちやすい環境をつくる「BSC工法」を普及させよ...
微細藻類を土壌に散布する =山県市柿野の山腹崩壊現場

 微細な藻類を土に吹き付けて植物が育ちやすい環境をつくる「BSC工法」を普及させようと、ドローンを使った施工が山県市の山林で行われました。

 BSC工法は、健康食品メーカーの日健総本社が取り組んでいる土壌改良の新しい技術です。

 微細藻類を土壌に吹き付けて植物が根付きやすい表面環境を作り出すもので、荒れ地の緑化回復が早く進む効果が見込まれています。

 ドローンを使った微細藻類の散布は、資材を運搬したり重機を入れたりすることが難しい山間地での施工を検証しようと実施されました。

 現場は、昨年6月の大雨で山の斜面が一部崩落した場所で、今回は 崩れたのり面の4分の1にあたる約500平方メートルを対象にドローンによる空中散布が行われました。

 ドローンを使った場合の施工費用は、従来の復旧工事費に比べ 安く抑えられるということです。

 試験施工が行われた現場では、今後も定期的にドローンを飛ばして経過を観察し、有効性が確認できれば、残りの部分についてもドローンによるBSC工法で植生の回復を図る方針です。

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