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本格的な冬の訪れを前に 岐阜公園で「松のこも巻き」 岐阜市

本格的な冬の訪れを前に岐阜市の岐阜公園で21日、松の木の冬支度「こも巻き」の作業...
「こも巻き」の作業をする市の職員=21日、岐阜市大宮町、岐阜公園

 本格的な冬の訪れを前に岐阜市の岐阜公園で21日、松の木の冬支度「こも巻き」の作業が行われました。

 わらを編んだ「こも」を木の幹に巻き付ける「こも巻き」は、葉や枝に産みつけられた卵からふ化した害虫の幼虫が、冬を越そうと木の根元など暖かい場所を求めて移動する習性を利用して「こも」の中に誘い込む、伝統的な害虫駆除の方法です。  

 岐阜公園では毎年、この時期に行うことから、雪の重みから樹木を守る「雪吊り」とともに冬の訪れを告げる風物詩となっています。

 21日は、市の職員が園内のクロマツやアカマツ約80本の松に幅約90センチの「こも」を巻き、縄で縛っていきました。

※岐阜市 公園整備課・上野宅男さん
 「和の風景を楽しんでもらえるような公園になっています。松を守るために毎年実施していますが、松が冬支度をして岐阜公園の冬を感じていただけるようになっていますので来園者の方々に冬の岐阜公園を楽しんでいただけたらと思います」

 「こも」は、来年3月上旬ごろに取り外されるということです。

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