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能登半島地震の寺院被害「礎石の移動と柱の上下移動を防ぐための補強が必要」 岐阜市で文化財講演会
県文化財保護協会が主催する文化財講演会が岐阜市で開かれ、能登半島地震で被災した寺院の被害状況について講演がありました。
ぎふメディアコスモスで開かれた講演会には、約90人が集まりました。
講演会では「能登半島地震により受けた木造寺院建築の主な被害」と題して、関市の亀山建設会長の亀山義比古さんが講演しました。
亀山さんはこれまでに、神社や寺院の建築や修理など約300棟を手がけ、海津市歴史民俗資料館の高須藩御殿復元工事にも携わっています。
亀山さんは石川県輪島市や珠洲市などで発災直後から被災した寺院の状況を調査。
建物の土台となる礎石の上に柱を直接立てる「石場建て」という構法で建設された寺院の被害が顕著だったとし、「礎石の移動と柱の上下移動を防ぐための補強が必要」と指摘しました。