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飛騨の伝統「一位一刀彫」 干支の“巳”の置物づくりが最盛期 岐阜県高山市
飛騨の「一位一刀彫」による来年の干支「巳」の置物づくりが高山市の彫刻店で最盛期を迎えています。
飛騨地方の伝統的工芸品 一位一刀彫は、木目が美しいイチイの木を使った彫刻で、一刀一刀に心を込めて職人が彫ることからその名が付けられたとされます。
高山市本町の津田彫刻では、伝統工芸士の津田和彦さんと弟の真吾さんが、40本から50本の彫刻刀を使い分けながらヘビの置物を丁寧に仕上げています。
今年は可愛らしいヘビを中心に、世の中が平和になるように願い、丸い輪になったものや、金運が上がるようにイチイの木の外側の白太を使った白ヘビをモチーフにしたものなど8種類の縁起物が作られています。
彫刻刀を握る真吾さんは「玄関にヘビの置物を飾って良い年を過ごしてほしい」と話していました。
ヘビの置物は、年末までに200個ほどが製作され、店頭販売されるということです。