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下呂市の国道で救急車が全焼 医師ら3人がけが

10日未明、下呂市の国道41号線で、患者搬送後の救急車がガードパイプにぶつかって...
ガードパイプに衝突して出火し、全焼した救急車=下呂市萩原町上呂、国道41号線

 10日未明、下呂市の国道41号線で、患者搬送後の救急車がガードパイプにぶつかって全焼し、乗っていた医師ら3人がけがをしました。

 事故があったのは下呂市萩原町上呂の国道41号線で、10日午前5時前、近くに住む住民から「煙が見える。救急車が大破している」と警察に通報がありました。

 警察によりますと、救急車は国道41号線を南進中、道路脇のガードパイプに衝突した後、出火したということです。

 火は1時間半後に消し止められましたが、救急車に乗っていた6人のうち下呂温泉病院の男性医師(31)と女性看護師(51)、それに下呂市消防本部中消防署の男性救急隊員(34)の3人が足の骨折や打撲などのけがをしました。他の3人にけがはなく、全員自力で車の外に逃げました。

 救急車は、下呂温泉病院から高山市内の病院に患者を搬送したあと、下呂市に戻る途中で、患者は乗っていませんでした。

 現場は片側1車線のセンターラインのある直線道路で、事故の影響で付近の国道41号線は約4時間半にわたって通行止めなどの交通規制が行われました。警察は詳しい事故原因を調べています。

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