岐阜商工会議所が年頭会見　デジタル化支援に注力

　岐阜商工会議所の村瀬幸雄会頭は８日、岐阜市で年頭の記者会見を開き、適正な価格転嫁が中小・小規模事業者へ波及できるよう環境整備に取り組みたいと抱負を述べました。

 ※岐阜商工会議所　村瀬幸雄会頭
　「昨年は、大手を中心に３３年ぶりとなる大幅な賃上げが実現しました。一方で、中小・小規模事業者の多くは賃上げ原資の確保に至っていません。本年は適正な価格転嫁が中小・小規模事業者にも波及し、積極的な賃上げや設備投資に向かえるよう、当所も行政や各団体と連携し、環境整備に取り組んでまいりたいと考えております」

　村瀬会頭はこのように述べた上で、重点事業として中小・小規模事業者の生産性向上のために、デジタル化などの支援に注力するとしました。

　また、整備が進む東海環状自動車道の岐阜インターチェンジ付近への企業誘致のほか、名鉄高架化事業など、将来を見据えた社会・産業基盤の整備を後押ししていく考えを示しました。