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新人2人の一騎打ち 岐阜県知事選挙・告示
任期満了に伴う県知事選が9日、告示され、新人2人が立候補を届け出て、選挙戦となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属新人で、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党が推薦する元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英さん(60)と共産党が推薦する産業カウンセラーの和田玲子さん(64)の2人です。
2人は、それぞれ岐阜市内で第一声を放ちました。
※江崎禎英さん
「相乗りという言葉。これは一緒に船に乗るんです。その港、どこを目指して港を出発していくのか、その思いを皆さまと共有しながら、これから大きな船出にこぎ出していきたいと思います。未来の答えは明るいです。”安心とワクワク”。これが岐阜県のテーマです。その結果として”ひと”や”モノ”が集まる岐阜県から、この国の未来、子どもたちの将来をぜひ皆さまとともにつくっていきたいと思います」
江崎さんは「安心とワクワク」をキーワードに全国各地のモデルとなるような事業や政策の立案、実行を目指しています。
※和田玲子さん
「収入はそれほど上がっていないのに、物価高で皆さんが苦しんでいる。ここを県として支えたい。リニアや導水路計画、1日も早く止めて、岐阜県の環境、そして財政の見直しをしていきたいと考えています。皆さん、この選挙。古田県政20年の中身をこのまま引き継いでいくのか、それとも皆さんの声を生かして県民が主人公の政治に取り戻してきて、それから暮らしや環境を守る県政に切り替えるかの大きな瀬戸際の選挙になります」
和田さんは、これまでの県政が大型公共事業に過剰に投資してきたと批判し、医療や介護、教育の充実を主張しています。
今回の知事選は、55年ぶりの保守分裂選挙となった2021年の前回選挙から一転し、与野党相乗り候補と共産系候補による一騎打ちの構図となりました。人口減少対策や子育て支援の在り方などが争点で、今期限りで引退する現職の政策を踏襲するかどうかも注目されます。
※報告
「岐阜県政のかじ取りを担うリーダーが20年ぶりに代わります。県民のみなさんは、新たな知事にどんなことを期待するのでしょうか」
※県民の声
★70代男性 無職
「もうちょっと観光をうまく利用したらいいと思うんですよ。高山もあるし八幡もあるし、白川もあるし」
★20代男性 岐阜市出身、東京都在住
「岐阜が日本全国としても知名度を上げて、大きくなっていってほしい」
★50代女性 会社員
「母子家庭でいろいろあったので、経済的に家庭への援助や補助を。物価も上がっているので、いろんな形で助けてもらえたら」
★30代女性 主婦 岐阜市
「やっぱり子どもがいるので子育てしやすい政策を出してる方がいいかなと」
★20代男性 会社役員
「個人的にはサッカーやっていますので、サッカーグラウンドをつくってほしい。人工芝のグラウンドがない。東濃にないです」
★30代女性
「育休は1年間の手当しか出ないので、もっと取りたい気持ちはあります。そういうところは手厚くしてほしいです」
★70代女性
「もっとお年寄りに優しくしてほしい。物も高いですし、生活がえらいです」
★20代男性
「小さい事業者にもお金とか支援してほしい。経営者とかの支援金とかあるとうれしい。流動的な時代ですし、今までやってきた人が変わるタイミングなので、変化を持たせるには、絶好のタイミングなので、しっかり選んでいきたい」
任期満了に伴う県知事選は1月26日投票、即日開票されます。
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