岐阜大仏さまへの年賀状　岐阜市の正法寺で展示会

　大仏さま宛てに届いた年賀状を紹介する展示会が、岐阜市のお寺で開かれています。

　岐阜市大仏町の正法寺には、江戸時代後期に建立された高さ１３メートル余りの「岐阜大仏」があります。竹や粘土で造られた乾漆仏で、経文を貼って漆を塗り、金箔で仕上げた 荘厳で優しい姿が親しまれています。

　地域住民らでつくる「井の口まちづくり会まちなかアート部会」では、大仏さまに宛てた年賀状を募集していて、お寺の庫裏には、ことし寄せられた３３５枚が並べられています。

　大仏さまをユーモラスに描いたイラスト付きの年賀状やことしの干支であるヘビをあしらったものなど様々で、家族の健康や平和を願うメッセージが添えられています。

　まちづくり会の小林孝夫会長は「皆さんの思いが叶うよう、年賀状は大仏さまの胎内に安置します」と話していました。

　正法寺での年賀状の展示は１３日までで、その後、１６日から２６日にかけて岐阜市橋本町のアクティブＧで展示されます。