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岐阜県知事選挙 週末に各地で支持訴え 候補者の横顔紹介
岐阜県知事選挙は、選挙戦最後の連休となり、候補者2人は、大票田の岐阜市を中心に論戦を繰り広げました。
立候補しているのは、届け出順にいずれも無所属新人で、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英さん(60)と産業カウンセラーの和田 玲子さん(64)の2人です。
知事選挙は前回に続き2回目の挑戦となる江崎さん。落選から4年間、県内をくまなく回り、県内の課題や魅力を発見できたと訴えます。
※江崎禎英さん
「先の県知事選で残念ながら惜敗した翌朝に岐阜駅に立ってから今までほぼ4年間休みなく岐阜県内を回ってきました。距離にして16万5000キロ。地球4周分です。(選挙まで)あと1週間しかありません。この1週間、さらに県内をまわって皆さんと共に未来をつくる。そのための取り組みをします」
一方、知事選挙初挑戦の和田さん。物価高、賃上げなど、暮らし向きに直結した課題をテーマに政策を主張します。
※和田玲子さん
「岐阜県がなぜこのように医療・暮らし・教育にお金が回せないのか。それは無駄な大型公共事業にたくさんのお金を借金をしてまで行っているからです。私たちの命・暮らし・環境を守る県政に切り替えていくことが大事だと思います。この選挙はその選択の大事な知事選挙になります」
知事選挙に立候補したのは、共に新人候補。2人はどのような人物なのか、プロフィールや趣味・特技などその一端を紹介します。
江崎さんは、山県市出身。県立加納高校から東京大学へと進学しました。
幼い頃は医者を志していましたが、社会の不条理を変える「社会の医者」になりたいと国家公務員の道を選び当時の通商産業省に入省しました。
官僚時代は店頭市場改革や外為法などの法改正に携わり「社会がまた一つ、よくなった」と感じたそうです。
また、岐阜県庁に出向し、2009年から商工労働部長を務め、働き方改革、業務の効率化を進めました。
趣味・特技は合気道。6段、師範の腕前です。
※江崎さん
「自分の居場所というか、そんな感じですね」
大学時代から励み、現在は地元で指導にもあたっています。経験はこれまでの仕事や政治活動にも生きていると話します。
※江崎さん
「武道の基本は争わざるの理。なので真っすぐ王道を進む。真っすぐ進むことによっていろいろな困難も乗り越えて行ける。力づくで相手をねじ伏せたりひっぱったりすることはしない。相手が自分で動いているかのように思いながらも、こちらの思う方向へ導いていく。それが合気道の本質」
一方、和田さんは、滋賀県長浜市出身。保育士を志して短期大学に進学しましたが、障害児教育への思いが強くなり、岐阜大学の重複障害児教育教員養成課程に進みました。
卒業後は難聴児教育に関わり、「親の気持ちを受け止め支えることを意識した」と振り返ります。
子育てが一段落した47歳の時大学に社会人編入し、心理学を勉強。産業カウンセラーの資格を取得し、メンタルヘルス関係の研修などを行っています。
趣味・特技は短歌。社会人編入した頃から始め日常や仕事の中で感じたことを日々、表現しています。
※和田さん
「詠むことによって自分の心情をもう一度振り返ったり、仲間と一緒に共したりして楽しめるものだと思います」
選挙戦の合間にも感じたことを歌にしてホームページなどで紹介しています。
※和田さん
「各地を回らせていただいた時の印象などを歌の中に表現しているので、ここでまた地域の皆さんと共感できるところがあるなと思います」
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