白川村３年ぶり積雪２ｍ超え　岐阜県で警報級大雪　６日昼前にかけ交通障害になどに警戒を（正午現在）

　岐阜県では山地を中心に各地で大雪警報が発表されていて、岐阜地方気象台は６日昼前にかけて、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけています。

　日本付近は強い冬型の気圧配置となっていて、東海地方の上空約５０００メートルには、氷点下３６度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込んでいます。その後も強い冬型の気圧配置は８日ごろにかけて続く見込みです。

　岐阜県では山地を中心に警報級の大雪となっていて、６日昼前にかけて続くと予想されます。

　正午現在の積雪の深さは大野郡白川村で２３２センチ、飛騨市河合で１７０センチ、郡上市長滝で１１８センチ、本巣市樽見で６９センチ、飛騨市神岡で６５センチ、高山市で１７センチなどとなっています。白川村で積雪の深さが２メートルを超えるのは３年ぶりです。

　５日午前６時から６日午前６時までの２４時間に降る雪の量は、多いところで美濃地方・飛騨地方ともに山地で７０センチ、美濃地方の平地で２０センチ、飛騨地方の平地で３０センチ。

　その後６日午前６時から７日午前６時までの２４時間には多いところで美濃地方・飛騨地方ともに山地で５０センチ、美濃地方の平地で５センチ、飛騨地方の平地で１０センチ。

　７日午前６時から８日午前６時までの２４時間には多いところで美濃地方・飛騨地方ともに山地で７０センチ、美濃地方の平地で２０センチ、飛騨地方の平地で３０センチの見込みです。

　県警によりますと、５日午前０時から午前９時までに県内で起きたスリップ事故は物損事故８０件、人身事故３件の計８３件で、けが人は３人、いずれも軽傷だということです。

　岐阜地方気象台は、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、電線や樹木への着雪、落雷、突風、なだれに注意するよう呼びかけています。